皆さんが何かを始めるにあたりきっかけがあったと思います。私が天皇に対し不信感を持つようになったきっかけは、鹿島昇氏の「歴史捏造の歴史◆廚 読み、シーグレイプ氏の著書のなかに「敗戦直前、昭和天皇の側近たちがひそかにスイス銀行に財産を隠匿した」と書いてあったからです。この本、 YamatoDynastyは未邦訳で、何とかして読みたいという欲が自分を変えたのです。その翻訳中に鬼塚氏の「天皇のロザリオ」を読み、彼に手紙を出 しました。そして彼から、「今でも日本の国家元首は天皇であり、いまだに大きな力を持っている。」と聞かされました。 彼から励まされ翻訳を成し遂げました。さらに、YamatoDynastyで少しだけ触れていたフィリッピンでの「金のゆり」作戦、それを全面的に 描いたGoldwarriorsが発刊されていると言うので、さらにもう一冊翻訳することになり、そしてその翻訳をネットで発表するために「マヨのぼや き」をはじめたのです。 ほとんどの人は私のいう事を信じてくれませんが、ネットと言うのはありがたいもので、少しずつではありますが、賛同してくれる方や応援してくれる人が現れてきました。こころ強い限りです。 私が特に強い怒りを覚えたのは「ホイットニー文章」です。ネットで簡単に検索できます、ちょっと見てみましょう。http://zenkyoto68.tripod.com/CourtneyWhitney1.htm この文書は、昭和天皇ヒロヒトが占領軍司令部に対し表明した見解の要約が全編にわたり記された、「極秘」扱いの、英文三頁以上にわたるメモランダム である。1946年4月から6月の間に、東京駐在の国務省員によって作成され、マッカーサーの腹心であったコートニー・ホイットニーの私物として保管され た後、1970年代前半にヴァージニア州ノーフォークのマッカーサー記念館に寄贈され、1978年に機密解除されている。 訳文 ホイットニー文書 【以下がヒロヒトの発言記録(1946・4〜6)】 二、三週間前に占領が長く続くべきであるとの希望を述べた根拠を説明したい。日本人の心には未だ封建制の残滓が多く残っており、それを眼こそぎにするには長い時間がかかるだろうと感じている。 日本人は全体として、自己の民主化に必要な教育に欠けており、さらに真の宗教心にも欠けており、そのため一方の極端から他方の極端へと揺れやすい。日本人の封建的特徴の一つは、進んで人に従おうとする性格にあり、日本人はアメリカ人のように自分で考える訓練を受けていない。 徳川政権は、民は指導者に従うべきであり、そのため忠誠心以外はいかなる道理も与えられてはならない、という論理のうえに築かれていた。かくして、平均的な日本人は、自分で考えることにおいて昔からの障害に直面している。かなり闇雲に従うという本能によって、現在、日本人はアメリカ的な考えを受け容れようと熱心に努力しているが、例えば労働者の状況を見れば、彼らは自分本位に権利ばかりに注意を集中し、本分と義務について考えていない。 この理由は、ある程度、長年の日本人の思考と態度における氏族性に求められる。日本人が藩に分割されていた時代は、完全には終っていない。平均的日本人は、自分の親戚はその利益を追求すべき友人とみなし、他の人間はその利益を考慮するに値しない敵と考えている。 日本人の間には宗教心が欠如している。私は神道を宗教とは考えていない。それは儀式に過ぎず、合衆国では甚だ過大評価されてきたと考えている。しかし、たいていの神道信者は超保守的で、彼らと、神道と超国家主義を同一視していた復員兵とその他の者は、しっかりと結びつく傾向を持っているので、依然として危険な面がある。政府は、信教の自由に関する命令を厳守する立場にあり、現在彼らを取り締まる手段を持っていないために、こうした状況は危険だ。神道を奉じる分子とその同調者は反米的なので警戒を要すると考えている。 以上のようなことから、私は今は日本人のもつ美点を述べている場合ではなく、むしろその欠点を考える時だと感じている。 私は、マッカーサー元帥と元帥の行っていることにたいへん大きな感銘を受けている。また、対日理事会におけるアメリカの態度にとても感謝し、それが安定効果を持つと感じている。 しかし、私は今、この国の労働状況をかなり憂慮している。日本の労働者は、物事を真似する事において、義務を等閑にして自分の権利を利己的に追求しやすく、米国のストライキから有害な影響を受けるので、米国の炭坑ストが速やかに解決するよう希望している。 自分の治世に与えられた名前 ―昭和、啓発された平和― も今となっては皮肉なように思えるが、自分はその名称を保持することを望み、真に「煌く平和」の治世となるのを確実にするまでは、生き長らえたいと切に願っている。 私は鈴木(貫太郎)提督の被った損失に心を痛めている。鈴木は、降伏準備のための内閣を率いるよう私が命じたのであり、海軍の恩給ばかりでなく、それは理解できるにしても、文官としての恩給までも失った。 彼は侍従長を長く勤め、そして降伏準備の任務をよくこなした。彼の提督という階級と戦時の首相という地位が追放に該当するのは当然としても、彼は、皇室に 仕えていた地位の恩給の受け取りも現在停止されている。私は、鈴木提督個人のためだけでなく、このような価値剥奪が日本人に理解されず、占領軍の利益にも 日本自身の利益にもならない反米感情をつくり出すという理由から、不安を募らせている。 以上 私のブログの読者の皆様はこの文章を当然承知だとは思うが、これを読んだとき、私は唖然としてしまった。自分の側近を救うことが優先事項で、国民は馬鹿で危険である、だからなるべく長く占領していて欲しいと述べているのだ。 さらに驚くのは、神道を宗教と考えていないと述べている。これでは戦争で死んでいった多くの人達は靖国の森でさまよってしまうではないか。 この文書は公文書である。つまり正式な文書なのだ。マッカーサーはこの話を聞いて日本国民をかわいそうだと思ったのではないか、天皇を崇拝する人は今でもたくさんいる、しかし、この文章を読んだことがあるのだろうか。はじめてこれを読んだ方はどのように思うだろうか。 ーーー転記終わりーーー |